バリアフリー住宅の基本を紹介! 4つのポイントに注目しましょう

少子高齢化が進む日本では、高齢者でも暮らしやすい家づくりが重要になっています。もちろん高齢者や障害者だけでなく、すべての人が快適に暮らせる家が最も望ましいでしょう。それを実現した家が「バリアフリー住宅」です。ここでは、子供からお年寄りまで暮らしやすいバリアフリー住宅の基本をご紹介します。




■バリアフリー住宅とは?



バリアフリー住宅とは、生活する上で支障となるバリア(障壁)が取り除かれている住宅のことです。お年寄りや障害のある人に配慮した住宅というイメージがありますが、それはバリアフリー住宅の一面に過ぎません。


バリアフリー住宅の本質は、すべての人が安全かつ安心して暮らせることにあります。若い人だけが住んでいるのだとしても、快適な生活のためにバリアを取り除く工夫をしているのであれば、それは立派なバリアフリー住宅なのです。


また、一度購入した家には、その後何十年にもわたって住み続けることが多いでしょう。やがて年を取って体が衰えれば、少し移動するだけでも一苦労になりますし、車椅子生活になる可能性もあります。こうなると、若くて健康な頃は何とも思っていなかったものが、バリアとなって立ち塞がるかもしれません。


そのため、今はまだバリアフリー化の必要性を感じなくても、将来に備えてバリアフリーを意識した設計にしておけば、いつまでも安心して住める素敵な家になるのです。自分はもちろん、子供や孫の世代になっても快適に生活できるでしょう。




■バリアフリー住宅の基本4点


誰もが暮らしやすいバリアフリー住宅を作るためには、特にバリアとなりやすいポイントを把握し、それらを解消した設計にする必要があります。特に重要な4つのポイントを確認しておきましょう。



・段差の解消



バリアフリーの最大のポイントといってもいいのが段差の解消です。床の段差はつまずいて転ぶおそれがあり、車椅子での移動の妨げにもなります。大きな段差を意識しがちですが、実際には小さな段差の方が見えにくくて危険です。床を上げたり、段差を解消する部材を設置したりして、フラットな床を作りましょう。



・広い出入口


部屋の出入り口が広いと体がぶつかりにくく、安全に出入りできます。車椅子の方や介助者も通行しやすいでしょう。また、可能ならドアは引き戸にリフォームするのがおすすめ。ドアノブを回す必要がなく、開け閉めに力がいらず、車椅子の方でも開けやすいなどバリアフリーとの相性が抜群です。



・温度差をなくす



近年では、いわゆる「ヒートショック」による高齢者の死亡事故が社会問題になっています。ヒートショックの主な原因は部屋ごとの温度差ですから、家の断熱性・気密性を高め、エアコンも適切に配置するなどして温度差をなくしましょう。暑い夏や寒い冬でも快適になり、結露やダニ・カビの発生を抑制できるのもメリットです。



・滑りにくい床


床が滑りやすいと転倒事故が起きやすく、それが原因で寝たきりになってしまうこともあります。なるべく滑りにくい床材を採用しましょう。


なお、手すりの設置も対処法の1つですが、すぐに必要でない場合もあると思われます。そんな時は将来の設置を想定し、手すりの設置ができる強度の高い壁にしておいたり、手すりを付けても狭さを感じないように広めの廊下やトイレにしたりといった「備えのバリアフリー」がおすすめです。




■バリアフリー住宅は子供から高齢者まで快適な家



将来に備えてバリアフリー住宅にした方がいいとわかってはいても、「今必要のない設備にお金をかけるのはちょっとなあ……」と感じる方もいるでしょう。しかし、最初に解説したように、バリアフリー住宅にメリットを感じるのはお年寄りや障害のある人だけではありません。より若い世代、さらには子育てやペットとの生活に役立つこともあります


たとえば、広くて使いやすい脱衣所や浴室は、子供と一緒にお風呂に入る時に便利でしょう。滑りにくい床材は、小さなお子様やペットの転倒防止に役立ちますし、温度差の小さい家は大人も子供も快適で、電気代の節約にもつながります。


このようにバリアフリー住宅は、子供から高齢者まで世代を問わず快適に暮らせる家なのです。将来はもちろん、今の生活にも役立つ機能がたくさんありますから、ぜひバリアフリーリフォームをしてみましょう。



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